普通は、気にする必要はありませんが…
後ろめたいことがあったり照れたりしたときなど、大人でも目を合わせて話しづらい場合もあるくらいですから、小学生が目を合わせずに話をした程度のことは、特に気にする必要はありません。
ただ、目を合わそうとしなかった原因は確認しておいた方がいいかも知れませんね。たとえば、何か悪さをして怒られはしないかとビクビクしていた為に、目を合わせられなかったのかも知れませんから…。
自分の感情を見抜かれまいとして、目を合わそうとせずに話しをしているのであればいいのですが、そうとは思えない場面でも目を合わそうとしないのであれば、そのちょっとした異変には気付いてあげるべきです。
ただ、小学生くらいであればスネてしまって、そのような態度を取ることも少なくありませんから、親が過敏になる必要はないのですが、同じ年頃の小学生と比べてみて、何かが違うと感じるのであれば、目を合わせないという行為にも気を付ける必要があります。
たとえば、親や本人が気付いていないだけで、本当は何らかの障害などを持って生まれてきており、その障害のせいで、相手が誰でもあっても、どんな話しであっても、話しをするとき目を合わせられない(目を反らす)のかも知れません。
障害というモノは、すぐに親が気付けるモノから、まわりの人や本人が気付きにくいモノまでありますから、少し「おかしいな…」と思うレベルであれば、障害の有無を専門医に診てもらった方が良いかも知れません。
一緒に暮らしている親子なのに、話しをしているとき、いつも目を反らすということであれば、例えば、アスペルガー症候群などの障害を疑う必要があるかも知れません。アスペルガー症候群という障害を持っている人が必ず目を合わせない(目を反らす)という訳ではありませんが、そのような特徴もアスペルガー症候群のひとつに挙げられていますので、普段の生活を見ていて、少し変わった子供だな…と思うほどであれば専門医に相談してみて下さい。
ただ、目を合わせないというだけでアスペルガー症候群を疑うのは無理があります。しかし、下記のアスペルガー症候群の特徴で、当てはまる項目がいくつかあるようであれば可能性はあるかと思われます。しかし、素人判断で障害の有無を判断できるモノではありませんから、必ず専門医との相談の上で判断するようにして下さい。
●アスペルガー症候群の特徴
・他人の心が読めない
・会話が成り立ちにくい
・ごっこ遊びやものまねが苦手
・間接的な表現が理解できない
・ジェスチャーなどの非言語的なコミュニケーションができない
・だまされやすい
・年齢相応の友だちができない
・喜びや興味を他人と分かち合えない
・状況に応じて柔軟に行動できない
・特定の物事に強い関心をもつ
・物事をまとめるのが苦手
・生理整頓が苦手
・計画・系統だった準備ができない
・はさみや箸をうまく使えない
子育ての悩みを解消するには…
アスペルガー症候群という障害の有無に関係なく、アスペルガー症候群の子供に接する対応方法は、普通の子供に対しても非常に有効な教育方法とされています。もし、いくら注意しても子供が言うことを聞いてくれないなど、子育てで悩んでおられるのであれば、体験談を見るのは非常に参考になります。
アスペルガー症候群…
小学生くらいであれば、人と話すとき照れて相手の顔を見られない子供もいます。しかし、慣れた相手であればそんなこともないハズなのですが、小学生であっても、他人だけでなく親兄弟と話しをするときも目を合わせられない子供がいます。目を合わせない…ということに対して、特に親やまわりの人が気にならない程度であればいいのですが、気になるようであれば、何らかの障害があるのかも知れません。親としては、自分の子供に障害があるということを認めたくはないかも知れませんが、目を合わせずに話しをする我が子を見ていて、あまりにも気になるようであれば専門医に相談するべきかも知れません。例えば、アスペルガー症候群の人は、相手と目を合わせないという特徴があります。